職業訓練中にもらえる3つの手当と私の誤算

失業手当・不正受給

職業訓練中は、金銭面で安心して訓練に集中できるよう、失業手当のほかにも支給されるお金があります。

失業中は収入がグッと減ってしまいますが、わたしはこの補助制度のおかげで、無理なく訓練に通うことができました。

しかし、その制度には注意点もあります。

今回は、3つの手当を細かいルールとともに説明します。

手当① 基本手当

基本手当とは、職業訓練中に給付される失業手当のことです。
失業手当を受給中の方は、訓練中も引き続き同じ金額が支給されます。

職業訓練によるメリット!

職業訓練を受けることによるメリットは、次の2つがあります。

✔手当の支給開始が早まる

自己都合等による退職の場合、失業手当をもらうまでには給付制限という3ヶ月間の”お預け期間”があります。

この給付制限中に職業訓練が始まる方は、訓練開始とともに支給がスタートします。

✔支給期間が延長する

訓練中に支給期間が終わる予定の方は、訓練の修了まで支給が延長されます。


雇用保険の受給資格のない方

✔雇用保険に加入していなかった
✔加入期間が足りない
✔失業手当の受給が終了した

などの理由で雇用保険の受給資格がない方には、職業訓練受講手当月額10万円)が支給される可能性があります。

手当② 通所手当

職業訓練の通所手当(交通費)

通所手当とは、自宅から職業訓練校までの交通費のことです。

訓練校に通うために、電車やバスを利用する人は多いですよね。訓練校は数が限られているため、家の近くにないこともあります。

わたしはひと月で電車代に2万円以上の交通費かかっていたので、非常に助かりました。

ハローワークで承認

訓練の初日に、通所届という書類を提出します。通所届とは、自宅からの交通手段金額などを細かく記入する用紙です。

この通所届はハローワークでチェックを受け、最も経済的だと判断されたルートが承認されます。

つまり、最も安いルートしか認められません。通所手当を多くもらいたいからと言って交通費の多くかかるルートを申請しても、ハローワークで却下されてしまいます。

わたしの誤算【遠回りでも…】

家から施設まで、電車やバスで複数のルートがある場合がありますよね。

そういう場合には、乗り換えが多くなろうと、時間がかかろうと、よっぽどでない限り最安ルートの交通費しか支給されません。

なのでわたしの場合、ちょっと遠回りで乗り換えも多いルートが最安だったので、そのルートが承認されました。
もちろん申請と違うルートで通うこともできますが、差額は自己負担になります。

わたしの誤算【最寄駅じゃない!】

自宅の最寄駅が認められないケースがあります。ちょっと分かりにくいので、例をみてみましょう。

わたしの自宅から最寄駅のA駅までは、徒歩5分の距離にありました。
この駅が最も利便性がよく、当然わたしはこの駅で申請を出すつもりでした。
しかしハローワークからの承認が降りたのは、同じ沿線のB駅です。B駅は自宅から徒歩15分の所にあります。

訓練校のあるX駅からの距離は、A駅よりB駅の方が近く、その分交通費は安くなります。自宅からB駅までは徒歩15分なので、通えない距離ではないですよね。

このようなケースでは、より安いルートであるB駅が採用されます。わたしはB駅まで行くのが面倒だったので、差額は自己負担をしてA駅を利用しました。

“1ヶ月分の定期券代 ” が支給

交通費といっても何の金額が支給されるのか、気になる方もいますよね。

通所手当は“1ヶ月分の定期券代 “が支給されます。もちろん実際に買うのは、3ヶ月の定期券でも構いません。

ですが、途中で就職が決まって退校することになり、定期券が必要なくなったとしても自己責任になるので注意してください。払い戻し料金の補助はありません。

また、ICカードにチャージしたり回数券を買うこともできます。どんな手段で購入してても、支給額は”1ヶ月分の定期券代”になります。

わたしの誤算【定期代を日割計算】

訓練は3ヶ月間だからといって、3ヶ月分の定期券代が丸々もらえるわけではないのです。厳密に言うと、訓練はきっちり3ヶ月間あるわけではありません。

例をあげて見てみましょう。

(例)職業訓練のスタートが4月4日、1ヶ月の定期券代が10,000円の場合

4月の訓練日数は、4月4日~30日の27日間です。(4月1日~3日は支給の対象外になる)

訓練が1ヶ月未満の月は、”1ヶ月分の定期券代 “を日割りにする。

だから通所手当の支給額は、10,000円✕27/30=9,000円となります。

「あれ?!定期代が減っちゃった!」

でも実際は27日使おうが、30日使おうが、定期券は月単位でしか買えません。

たとえ数日間、定期券が残ってしまっても、払い戻しで返ってくるほどの日数は残りません。

そんなわけで、日割りされて支給が減ってしまった分は、自己負担となりました。

自動車での通学もOK

車で通うことも可能です。
この場合は、自宅から訓練施設までの距離によって支給額が異なります。2km以下の近距離では支給されません。
また、駐車場代は自己負担になります。

手当③ 受講手当

職業訓練の受講手当(昼食代)

受講手当とは、昼食代に当たるものです。

昼食代をもらえるなんてビックリしませんか?昼食代は訓練を受けなくてもかかりますからね。

金額は、1日あたり500円!ワンコインランチができます。結構もらえます。

と、ここまではハローワークで聞いていたんですが…

わたしの誤算【受講手当には上限がある】

講手当は40日が上限です。つまり、約2ヶ月で昼食代の支給は終了します。

「昼食はずっと食べないといけないのに、何で途中で無くなるの?!」と今でも疑問が残りますが、もらえるだけありがたいですね。


締め日と振込み日

ここまでお話してきた、基本手当・通所手当・受講手当の3つの手当は、1ヶ月毎にまとめて振り込まれます。

訓練中は、全員が一律で月末で締め、振り込みは翌月の中旬になります。振込日はそれぞれのハローワークの処理状況により、多少前後します。


まとめ

このように、職業訓練中は失業手当に加えて、交通費と昼食代に相当する手当がもらえます。

しかし交通費の部分では、厳密にいうと全額が支給されるわけではなかったり、最安ルートの金額が支給されるなど、わたしが3ヶ月間で自己負担した交通費の金額は約6,000円になりました。

もちろん、補助は本当にありがたいことでしたが、交通費や昼食代の細かいルールは募集案内にも書いておらず、わたしが知ったのは合格通知が来てからでした。

特に、わたしのように訓練施設が遠い方は自己負担も多くなる可能性があるので、注意してくださいね。

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