職業訓練の存在も知らなかったころ、知人から「お金をもらいながら通えるんだよ」と聞いたときは、とてもビックリした記憶があります。
実際に職業訓練を受講してみると、想像以上にメリットがありました。
今回は、職業訓練をオススメする理由をお話します。
メリット① お金をもらいながら通える

雇用保険の受給資格のある人は、失業給付をもらいながら訓練に通うことができます。
と、ここまではわたしも何となく聞いたことがあったのですが、なんと失業給付に加えて訓練施設までの交通費と食費補助まで支給されます。
わたしが通っていた訓練施設は、自宅から電車を乗り継いで1時間くらいの所にあり、交通費は月に2万円以上かかります。この交通費が支給されるのは本当に助かりました。
おまけに食事代まで。食事代は訓練に通っていなくても発生しますからね。
職業訓練受講給付金
雇用保険が受給できない人でも、給付金が支給される可能性があります。
✔雇用保険に加入していなかった
✔加入期間が足りない
✔失業手当の受給が終了した など、
雇用保険の受給資格がない人、つまり失業手当を受け取ることができない人でも、訓練中の生活を支援してくれる制度があります。
これには本人の収入・世帯収入・資産などの一定の条件を満たす必要がありますが、月額10万円の職業訓練受講手当が支給されます。
メリット② 失業手当がすぐにもらえる
失業給付は、退職してすぐにもらえるわけではありません。
まずハローワークで求職の手続きをしてから、待機期間という7日間のお預け期間があります。
その後、自己都合の退職であれば給付制限期間といって、失業手当が支給されるまでさらに3ヶ月も待たなくてはなりません。
つまり実質、4ヶ月近くは無収入になります。
ところが、職業訓練に通えばこの給付制限が解除され、失業給付の支給がスタートするのです。3ヶ月待たなくていいのは大きいですね。
失業給付が延長されるケースも
反対に、失業手当を受給している間に職業訓練が決まることもあります。
訓練に通っている最中に支給が終了予定の方は、給付が延長され訓練の修了までもらうことができます。
現実に、これらが目的で職業訓練に通う人がいるくらいオイシイ話なのです。
メリット③ プロの授業が無料(タダ)で受けられる

わたしが職業訓練をオススメするいちばんの理由は、何と言ってもコレです。
自己負担はテキスト代のみで、職業訓練の授業料は無料です。
さらに、プロの講師の授業を受けることができます。講師の中には、大手の専門学校や大学などで教えている人もいて、きちんとした授業がおこなわれます。
職業訓練を実際に受けると、やはり基礎からきちんと教わることはとても大事なことだと痛感しました。
もし訓練を卒業後に独学で続けるにしても、基礎がしっかり分かっていればスムーズに勉強できます。
まとめ
雇用保険の受給資格があってもなくても、訓練中はお金の心配をせずに通うことができるようになっています。
訓練に通うための交通費や食事代の補助もありがたいですね。
そして資格を取りたい人や、勉強して仕事に活かしたいと考える人のために、訓練校はさまざまなカリキュラムを組んで授業をおこなっています。
転職を考えている人は、職業訓練を1つの選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
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