わたしが説明会に参加したのは、「行ったほうがやる気をアピールでき、選考に有利になるのではないか」という淡い期待からでした。
参加する前からほぼコースを決めていたのですが、それでも説明会は行く価値があったと思います。
説明会ではどのようなことをして、何をチェックしたら良いのでしょうか?
また、説明会に参加すると選考に有利になるのでしょうか?
今回はコース選びに失敗しないために、説明会でぜひ確認しておきたい3つのポイントをお話します。
職業訓練の説明会とは?
職業訓練の申し込み期間中には、事前説明会がおこなわれます。
それぞれの訓練校で開催
説明会は、それぞれの訓練校で実施されます。(地域によっては、ハローワーク等で合同説明会をおこなっています。)
募集案内には載ってない詳しい情報が得られるほか、個別に質問をすることも可能です。
説明会に参加したからといって、その訓練に応募しないといけないわけではありません。別のコースを選んだり、訓練自体を受けないという選択も可能なので、気軽に参加してください。
どんなことをするの?
わたしの行った説明会では、おなじ回に参加したのは6人でした。
最初の5分くらいは、職員の方の案内で学校の中を見て回りました。ちょうどそのときにも開校していた訓練があったので、授業の様子もチラッと見せてもらうことができました。
そのあとは教室に入ってそのコースの説明を受け、質疑応答があり、説明会は終了です。
所要時間は、30分~1時間くらいでした。
説明会で確認すべき3つのポイント

ここからは説明会で確認しておきたい3つのポイントをご紹介します。
確認ポイント① テキストと時間割(カリキュラム)
説明会でのいちばんの収穫は、訓練で使うテキストを見せてもらえたことです。
なぜなら、テキストを見れば3ヶ月の訓練で学ぶ内容とボリュームが一目瞭然だからです。
わたしの選んだ訓練では、10数冊の参考書と問題集を使いました。実際に積み上げられたそれらのテキストを見て「本当に3ヶ月でこんなに勉強するの?!」とビックリした記憶があります。
3ヶ月ですべてを使うわけですから、授業のスピードが速いことも推測できますね。
テキストの中身を見て、実際に学ぶ内容も確認ができます。
そして一緒にチェックしたいのが、3ヶ月分の時間割(カリキュラム)です。
全体のバランスが見られることはもちろんですが、授業の進度が分かることで、資格取得や就活のスケジュールが立てやすくなります。
過去の時間割で十分参考になるので、ぜひチェックしてください。
確認ポイント② 就職と資格情報
過去の訓練生が職業訓練のあと、どのような道を進んだのか知ることはとても重要です。就職・資格情報から自分の目標とすり合わせをおこないます。
就職先や就職率はもちろんですが、資格取得を目標にしている場合は、対象となる資格の種類や合格率を教えてもらいましょう。
それらの就職・資格データから、自分の思い描く将来像と照らし合わせます。
確認ポイント③ 選考方法と倍率
選考については、できるだけ詳しく情報を把握しておくと安心です。
わたしは筆記試験の内容、制限時間、面接の形態などを教えてもらえたので、事前に対策や心構えができました。
そして人気のある訓練では、倍率を確認しておくと良いです。
なぜならあまりに倍率が高いと、抽選で落ちてしまう可能性があるからです。
どうしてもその訓練がいいのか、職業訓練を受けられれば他の訓練でもいいのか、コース選びにおける1つの判断材料になります。
選考には有利になったの?
さて、わたしは「説明会に参加したほうが選考に有利ではないか」と期待して行ったわけですが、結果から言うと、まったく関係ありませんでした。
名前も聞かれませんでしたし、説明会の担当は事務員さんで、面接官とは別の方でした。
面接でも「説明会に参加したか?」とは聞かれませんでしたね。
しかし、学校によっては説明会の感想を聞いてくる学校もあります。参加したことを面接でのアピール材料にもできますね。
まとめ
説明会に関しては、「参加することで有利になる訳ではなかったが、行く価値は十分にある」というものでした。訓練が自分の想像している内容か、自分の目で確認できるチャンスだと言えます。
説明会は、訓練の申し込み期間中に何回か実施している学校が多く、日程は募集案内に載っています。学校によっては事前に予約が必要なところもあるので、募集案内をよく確認してくださいね。
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