職業訓練もいよいよ終わりを迎え、3ヶ月間通った学校も、一緒に勉強したクラスメイトもここでお別れです。
早い人では、修了とともに失業手当の支給も終わります。
訓練の最終日は、午前中は訓練校で修了式、午後からはハローワークで手続きをおこないます。
今回は、職業訓練の最終日についてお話します。
修了認定の条件
職業訓練を卒業するためには、8割以上の出席率を満たすことと、修了試験に合格することの2つの条件があります。
わたしのクラスメイトでは、一緒に修了日を迎えられなかった人が4名(全体の2割)いました。
2名は就職が決まって早くに退校し、もう2名は私的な理由で途中退校しました。
過去のデータと比較すると、途中退校の人数は多い方です。
修了式

式というほど大がかりなものではありませんが、職業訓練の本部の方もみえ、教室で執りおこなわれました。
修了証書の交付
一人ひとり名前を呼ばれ、前に出て修了証書を受け取ります。
職業訓練は、卒業しても学歴にはなりません。直近のことでない限り、履歴書に記載することもないでしょう。
修了証書があるだけで驚きではありましたが、実質は形だけのものです。今後、何かの証明に使うこともありません。
しかし修了証書を手にしてみると、3ヶ月間の訓練を成し遂げた実感が自分でもビックリするほど湧いてきました。
成績表も渡される!
職業能力証明として、成績表も手渡されました。こちらも意表を突かれたようで驚きました。
成績は各科目の最終日におこなった修了試験の結果にもとづいています。
項目は訓練校で独自に作成された内容です。それぞれの科目について、3段階で評価されていました。
この成績表も修了証書と同じで、今後特に出番はありません。
みんなの服装は?
服装は訓練中と変わらず、私服がほとんどでした。1名だけスーツを着ていた方がいましたが、そこまで大げさな式ではないので浮いてしまっていました。
心配は方は、事前に周りの席の人と打ち合わせしておきましょう。
訓練についてのアンケート
職業訓練についてのアンケート調査もありました。
A3の用紙1枚分。代々の訓練生たちの意見はこのアンケート調査によって吸い上げられ、今の訓練に活かされているのです。
訓練の内容・ボリューム・難易度などはもちろん、選考時の筆記試験について書く欄もありました。
無記名なので、思ったことは正直に書けます。アンケートの内容は次回の訓練に役立てられるので、気づいたことは遠慮なく書いてしまいましょう。
とはいえ訓練スタートから3ヶ月たっているので、なかなか思い出すのは難しいです。もし伝えたいことがあれば、あらかじめ考えておきましょう。
3ヶ月の追跡調査
訓練の修了から3ヶ月間は、就職状況の調査があります。調査のためのアンケート用紙が配布され、説明がありました。
調査は合計で4回あります。修了日には第1回目の調査がありました。
ハローワークで手続き

午後からはそれぞれの管轄のハローワークで、手続きをおこないます。
管轄の同じハローワーククの訓練生は、一緒に手続きをしてもらわないといけないルールがありました。
みんなでランチタイム
という訳で、同じハローワークに行く人たちとランチタイムです。
最終日を迎えた開放感から、かみんなどこか浮かれていて、LINEではそれぞれのグループのランチの写真が飛び交っていました。
手続きの時間はバラバラ
手続きの時間はハローワークによって違います。
午前中は訓練校に行かないといけないため、間に合う時間には設定されているのですが、14時スタートのところもあれば、16時スタートの遅めのところもありました。時間は前日か、遅いと当日まで知らされません。
ほとんど待ち時間
手続きといっても、訓練校から預かった書類をハローワークの職員に渡すことと、書類に記入することくらいです。
基本的には訓練前のパターンに戻るだけなので、重要な話はとくにありませんでした。
ほとんどの時間は、訓練中の失業手当や欠席について、ハローワーク側が事務処理をするための待ち時間です。
わたしのハローワークは人数が少なかったので、40分くらいで終わりました。
現実に引き戻される
午前中の雰囲気とは打って変わり、一気に現実に引き戻される瞬間です。職業訓練も終わり、明日からは何も言い訳できない完全なる無職の身になるわけです。転職活動にも本腰を入れていかなくてはいけません。
失業手当はいちばん短い人で90日です。そのため訓練の修了とともに支給も終わる人も多くいます。
認定日はもとに戻る
訓練中の締め日は月末で統一され、1ヶ月単位で失業手当が支給されていました。
訓練が終わると、認定日はもとに戻ります。つまり、ハローワークに個別に指定されていた当初のサイクルに戻ります。
まとめ
職業訓練を卒業するには条件がありますが、訓練にまじめに出席し、勉強をしていれば難しいものではありません。しかし小さな子供を持つ方などは、家庭と訓練の両立が難しいこともあるかもしれませんね。
卒業の時点で就職が決まっていた人はほんの数名です。多くの人は訓練が終わってから就活に本腰を入れていました。
失業手当の支給は早い人で終わってしまいますし、まだ残っている人もそれほど日数はないでしょう。金銭的に余裕のない人は早くから就活することをおすすめします。
コメント